原宿とか表参道と言えば、何かとシーンの最前線をカルチャーしているインフルエンサーがドメスティックでバイオレンスなムーヴメントですよね!(この辺のエリア好きな人ってこの手のカタカナ並べておけば特攻刺さって倒せる感ありません?ありませんかそうですか)
流行には常に乗り遅れ続ける事を信条としている僕みたいなのには大体無縁な街なのですが、プライベートの都合上よくこの辺をうろついています。
うろついている最中に暇になる時もあって、服とか興味無い僕としては居場所に困るわけなのだが、そんな僕みたいな人(そもそもそんな奴がそんなにこの辺をうろつくのかというのは置いておいて)にお勧めしたいのが、原宿のDESIGN FESTA GALLERY。
場所はこちら
このDESIGN FESTA GALLERY、端的に言うと、学生やアマチュア芸術家が作品を大体日替わりで展示してる美術館みたいな場所で、入場料は無料。
開場時間中は自由に見て回ることができる。
結構な頻度で展示物が入れ替わるので、いつ来ても新しい物を見れる上に、結構尖ったセンスを感じさせる作品も多く、何かと想像力を刺激されるスポットで結構楽しい。
今回訪れた時には、大学のアート関連のサークルによる展示と、個人で芸術活動を行っている方の展示が同じくらいだった。
さて、ここで「何だ、歴史的に有名な芸術家の作品じゃないのか」とか思ったりしなかっただろうか。
気持ちはわからなくもないが、侮ってはいけない。実際に入って見てみると、どの作品も強烈な個性があり、上手く伝えるのは難しいのだが、とにかく「本気」を感じる物ばかり。
1998年のオープン以来1日平均150人以上の来訪者で、しかもその3割は外国人(と言うことは彼らの国で発行されている旅行ガイドブック等に掲載されてるのだろう)というのは伊達じゃない。
何はともあれ、中を見ていこう。
内部は天井が低めで、少し不思議な造りになっており、非日常感があって良い。
入ってすぐの場所に僕の好きなシンクがある。これ自体も作品なのだが、実際に手を洗うことができる。
右手を見ると、細い通路が奥に続いている。このちょっとした別世界観が良い。
細い通路の脇には、小さい部屋がいくつかある。そして、そのそれぞれの小部屋内で、別々の主催者による展示が行われているのだ。
この日訪れた時には、ほぼすべての部屋の中にそれぞれの作品の作家さんご本人が居て、作品について直接話を聞くことも可能だった。
これは可愛らしい4人の女子大生による、可愛らしい夏感満載な展示。詳細はこちら。
別の小部屋への通路の途中にはオリジナルグッズの販売も。
自分たちの展示の受付をする学生達。彼らの少しそわそわした雰囲気に、なんだか「こっちも本気で作品を見よう」という気分になる。
この建物の造り自体も結構いい感じで、新しい通路に出るたびに写真を撮りたくなる。こういう雰囲気大好き。
こちらはSiuyinさんの展示。
別の部屋では上智大学写真部の展示が。
こちらはまた別の展示。なんだか音や映像で凝った表現をしているものがあり、面白かった。
さて、如何だっただろうか。じっくり見て回ろうと思えば、それこそ2時間位は平気で楽しめるし、あっさり見て回ろうと思えば、それこそ30分程度で全体を回る事も可能。個人的に気に入った作家さんを見つけたら、直接お話を聞く事が出来るのも実にいい。
Twitterとかで活躍してる絵師とかガレキ作家とかももっとここで展示とかやってくれたり、グッズの販売とかしてくれたらいいのにとか思うので、もっと知れ渡って欲しい。
展示のスケジュール等は↓の公式からどうぞ
デザインフェスタギャラリー: DESIGN FESTA GALLERY